イングリッシュ ヘリテージ English Heritage
作出 1984年
言わずと知れたイングリッシュローズの名花である。
薄く透明感のある花弁が綺麗に並ぶ美しい品種である。
香りは強香で酸味のあるフルーツ香がする、刺の非常に少ない枝がスーっと真っ直ぐに伸びる。
高性のブッシュとしてもツル薔薇のようにしても楽しめるバラなようだ。
春は蕾が淡いアプリコットで開くとピンク色になり外側の花弁は白に近い色で咲く。
退色の過程は、と言いたいところだが花持ちが悪い事でも有名なこのバラは一日、良くて二日目には散ってしまうので開いてから散るまでに退色していたのかすら判らない。
このバラは木と木の間の目隠しに昨年植えたが、咲き始めではまだ少し背丈が足りないようだ、でも秋まで、遅くても来春にはここがヘリテージで中が見えなくなるはずである。
薔薇をよく知らない人は、ここを通って綺麗なバラ、なんてバラかしら?なんて言っていたら
バサっと花びらが散ってびっくりするに違いないだろう。笑
しかしよく咲いてくれる上に非常に美しい花が楽しめるので早く散る事などあまり気にならない、花を切り取って楽しみたい人にはオススメ出来ないが庭や鉢で楽しむのなら問題ないだろう。
一番花が終わる前に蕾が上がってきて、今は二番花が咲いている。
二番花はアプリコット色で咲いている、繊細な花弁が朝日を通して美しい。
もちろんの事家に帰った頃にはもう花は終わっていた。