カテゴリ: ジュード ジ オブスキュア( 4 )

日陰者ジュード Jude the Obscure2014

ジュード ジ オブスキュア 作出1995年 ER

ジュード ジ オブスキュアはトマス・ハーディが1897年に発表した小説「日陰者ジュード」にちなむ
ヴィクトリア朝社会のキリスト教の世界観や結婚制度に疑問を呈し、それに代わるべき男女の
結びつきを模索した小説である、今となればなんなく受けいられる内容であっても
当時は問題小説として酷評され、この小説を最後にトマス・ハーディは小説を発表する事は無かったそうだ

デヴィッド・オースチン氏がこの小説の主人公の名前をつけた薔薇
とても気に入っている薔薇で、ジュードジオブスキュアを目の当たりにしても
小説を読んでないのでイメージは湧いてこないが、きっと小説を読んだとしても解らない気もする。(笑)

しかし独特の雰囲気を持った薔薇で、時に哀愁がある顔を見せる薔薇なので何となくだが理解できる気もする。

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さて2014年一番花の開花の様子の紹介


蕾が膨らんできた状態、まるで卵のようだ

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ボールのようなディープカップの花が開き始める

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開き始めは黄色っぽい蕾だが、開花が進むとなんとも言えない色合いになってゆく
ニュアンスカラーと言うのが良いのだろうか

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株の下のほうが最初に開花しだした、1輪クナウティアが写っている

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非常に濃厚な香りを有しており、イングリッシュローズの香り高い品種の中でも特に超強香種だろう
ガートルードジェキルやシャリファアスマ、レディエマハミルトンなどもかなり強く香るが
ジュードジオブスキュアの香りは独特でフルーツ香に白ワインを混ぜたような香りがあり、香りを嗅ぐとうっとりとする
デヴィッド・オースチン氏自身もこの香りはかなり好みのようだ

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上部の花も開花している、グラハムトーマスの記事でバイカウツギが写っていたが
ジュードはバイカウツギを隔てて手前に植えてある薔薇、ただ一直線に三本並んでいるわけではない

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日差しを浴びた姿と日陰では表情が全く違う、奥に見える薔薇はブラザーカドフィール

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咲き始め、色は濃い目に出るが柔らかい色合い

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少し日が経つと白っぽく退色しアプリコットが入っている

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完全に開ききる事なくディープカップを維持し続ける、花持ちは長くないが悪くはない

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強健な薔薇で樹勢は普通だが耐病性が良い、薬剤は使っているが病気に侵された事は一度もない

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退色が進んできた

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とても美しい花、迎えて最初の花を見た時の感動を思い出す

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上部は3輪程度の房に蕾をつけたものが多く、第一陣の花がそろそろ終わりそうだ
花数は多くない、しかし毎年開花する姿に出会えた事に感動できる薔薇だ。

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写真は定点観測をしていた位置から少し回り込んで写したもの、早咲きが終わった頃に見頃を迎えている
写真中央のポールに見える黄色っぽい薔薇がジュード
昨年までブッシュ仕立てで育てたが、昨年ポールを立てた
しかし枝が固く細いポールなどのものには誘引しにくい、ツルのように多くの面積をカバー出来ないが
フェンスなどの広いスペースの一部の方が無理に曲げなくて済むので扱いやすいのかもしれない
昨年のベイサルシュートを上に長く育て、ブッシュで育てていた頃の下の方の枝を少し整理して上部に養分が行くようにした
まだ十分に枝が配置できずスタンダードのようになっている

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代わり映えの無い写真が多い。汗
昨年まではブログの一つの記事に多くの写真を載せる事を僕自身あまり好んでいなかった
よく撮れた写真を数枚載せ簡潔に終わらせた方が記事として見やすく
記事の容量が重いと見に来て下さった方のPCで読み込むのが大変な事も有るかと思っていた事もあった。

しかし、今年は沢山の写真を撮った事と
品種の特徴は数枚では伝え切れない事が多く、咲き始めから咲き終わりの頃を余すことなく伝えられたら
その品種を迎えるか迷っている方には役に立つのでは?と思い
しつこく(笑)微妙な変化まで載せていく事にした次第である

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退色が進んできた頃また次の蕾が開花し始めている

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開き始めと咲き終わりではこんなに色が違う
やはり濃厚に香るのは開き始めから退色する前くらいだ、香りをお届けできないのが残念でならない。

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日中にはこのくらい花弁が開くが、ハンドブックに載っている花のような色合いと開き方には一度もなった事がない

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そろそろ終わり頃の花、アンブリッジローズのようだ

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でも角度を変えて見るとやはりジュードの花だ(笑)

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花は日差しや雨で傷むこと無く最後まで綺麗な開花だ

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遅咲き種が開花を始め、ジュードが退色している花が多い頃の庭の風景
画面中央の奥に黄色っぽい薔薇が太いポールに絡んでいるのがジュード

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ブログの題名に使っている薔薇だけあって、もちろんお気に入りかつオススメの品種
もしもジュードに会うことが有れば、是非引き寄せて香りを確かめて頂きたい

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by tukiiro2613 | 2014-10-30 18:38 |  ジュード ジ オブスキュア | Comments(14)

ジュード ジ オブスキュア 未公開写真とその後

ジュード ジ オブスキュア2013年の未公開だった写真と昨年の成長。
この薔薇はブログの名前に使うほど気に入っている薔薇だ

この薔薇の写真を初めて見たとき、このバラは本当に薔薇なのか目を疑った。
その頃薔薇の事など殆ど知らなかった上にバラといえば高芯咲きのバラというイメージだった

このディープカップのコロンとして咲き方、そしてこの何色とも言えない花の絶妙な色合い。
黄色とアプリコット、時にはピンクも合わせたような色合い
昔で言うクレヨンの肌色のような色合いで咲く事もあり非常に珍しい色合いだと思う。

バラ以外の草花でもこの色合いは珍しいだろう
その色が退色した白っぽい色合いの花と一緒に咲く写真が美しく迎えることを決めた。

昨年の秋に紹介したすべてのバラにタグ付けを完了させたが
この薔薇は何色に入れてよいのか凄く迷った、結局黄色の薔薇に入れてしまったが
僕の中ではこのバラは黄色でもアプリコットでもなくジュード色だ。笑

確かこの薔薇はERではモーティマーサックラーに続いて二番目に迎えた品種で三年目
元々花付きや四季咲き性が特に良いと言える品種では無いせいか
初年度の春は数輪しか花を見ることが出来なかった

しかしこの独特の色合いとそこに備わった非常に濃厚な香り、それを実際に堪能できた初年度は
とても感動し、それと共にイングリッシュローズに夢中になってしまった。

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開き始めは黄色味が強く出る事が多いようだ

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しかし暫くすると淡いなんとも言えない色合いに変わって行く。

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写真だけではこの薔薇にまさかあの濃厚な香りを有しいるだなんて想像もつかない

甘いだけはなく、熟したフルーツのような香りにワインの香りを混ぜたような・・

とても濃厚な香りだ、きっとこの薔薇の香りを嗅いだことのある方は
この写真を見ただけで香ってくるような気がするくらい記憶に残る香りだろう。

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昨年は非常に黄色味が強く出た年だった、それまではこれほど強く黄色が出たことが無かった
左上に見えるピンク色はブラザーカドフィール、日差しで花弁がくっついてしまっている
しかしジュードは全然平気だ、雨や強い日差しにも強い品種である事が判る。

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家だけなのかはわからないが、この品種は花の高さがなかなか揃えられない品種だ
シュラブローズだが昨年の一番花まではブッシュローズとして育てていた

しかし毎年強く長く伸びるシュートが出てくる
昨年も秋までに強く長く伸びるシュートが出た。

一番花の高さが揃わない事、それとシュラブ系統に見合った強く長いシュートが出る事
そしてもっと花が見たいのでポール(丸太)仕立てにしてみることにした。
次の一番花がどうなるのか楽しみな品種だ。
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by tukiiro2613 | 2014-01-17 09:00 |  ジュード ジ オブスキュア | Comments(4)

ジュード ジ オブスキュア秋の花。

ジュードが秋の花を咲かせてくれた
このバラは春の花も秋の花もそれほど変わりの無いバラだと思う・・・と思って春の画像を見たらずっと花色が淡かった、人の記憶は当てにならない物だ。笑
しかし春も秋もコロンとしたディープカップに濃厚な香りが楽しめる、香りの面では期待を裏切らない信頼できるバラだ。
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樹勢も良く毎年ベイサルシュートを上げてくれる、耐病性も良く申し分無いが、返り咲き性と春以降の花付きはそれほど良くない。

黄色とクリーム色を混ぜたような色合いの蕾から始まる。
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夏にポチポチっと返り咲いたと思ったらその頃ぶっといベイサルシュートを上げる、そのシュートには秋に蕾を付けないので花は少ない。

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最近の雨、そして強い風の日で写真の花たちはポキっと折れて下を向いてしまった。涙
そのままにしておくと萎れてしまうので、折れた枝は切り取って生ける事にした、これにて今年のジュード花は強制終了。
でもまた来年、変わらずに濃厚な香りを振りまいてくれるだろう。
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by tukiiro2613 | 2013-10-14 14:59 |  ジュード ジ オブスキュア | Comments(8)

極上の香り ジュード ジ オブスキュア

ジュード ジ オブスキュア Jude the Obscure
作出  1995年 ER 中型のシュラブ

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ジュードジオブスキュア、このバラはブログの題名に使っている程のお気に入りの品種だ。
黄色っぽい蕾から始まるディープカップ咲き、咲き進むと何とも言えない色に退色して行く。
ベージュでもない、アプリコットでもピンクでもない、昔のクレヨンで言う肌色のような色にほんのりピンクと白を合わせたような色だ。
高芯咲きしか知らなかった僕にはとても衝撃的な出会いのバラだった
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何より凄いのはこのバラに備わっている濃厚な香りだ、強烈なシトラス香の混じったグアバと、甘口の白ワインを思わせる香り、とあるが・・・難しい香りの判別はよくわからない。汗
とにかく熟したフルーツのような濃厚なとても良い香りで、香りを嗅いだ後にはため息を漏らさずにはいられない。
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今年は花は沢山咲いてくれたがサイドシュートが株の手前で勢い良く伸び、そのシュートの処理を怠っていたら手前が高くシュートで株を遮ってしまって失敗だった。
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花一輪がどのくらい花持ちが良かったかは覚えていないが、花期は割と長かったと思う。
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耐病性が高く株が落ち着けば樹勢も良くなる、
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このバラは開くまでは黄色が強いが、意外にも黄色いバラのイメージも無ければ僕の中では黄色いバラのカテゴリーにも入れていない、ジュードジオブスキュアは独特の魅力を持ったバラ、ジュードはジュードなのだ。
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バラであって、バラとはまた違った魅力の世界へ誘ってくれるような特別な雰囲気を持ったバラだと僕は思う。
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by tukiiro2613 | 2013-07-18 17:47 |  ジュード ジ オブスキュア | Comments(10)