バラの挿し木の方法

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2013・8追記
画像付きで新たに記事を書いたので良ければそちらをどうぞ。
バラの挿し木 簡単な挿し木の方法(画像付き)
バラの挿し木やり方について。(寒冷地)

バラの挿し木は一昨年の冬になる前から室内で始め、翌年の一番花の後7月、それと二番花の後8~9月くらいで実施。
初めての室内では5割程度の苗が根付き成功。
その後屋外では少し勉強してほぼ100%成功するようになった。
やはり室内の風通しの悪い所よりも屋外の風通しの良い生育期に行う方が挿し木の成功率は高い。
今季も室内で挿し木に挑戦したが、苗となる枝をすぐに挿す事が出来ずに水に差したまま放置が続いたので成功率は低くなったが、それでも7割くらいは根付いた。

が、室内ではうどん粉病に弱い品種を挿し木すると育成途中でうどん粉病との闘いになるので出来るだけ耐病性の高い品種が望ましい。

バラ栽培は素人なので参考になるか分らないが、それなりのセオリーを守れば簡単に挿し木に成功すると言う事を書きたいと思う。

枝の選定


枝は今年伸びた枝の5枚葉部分を使うこと(割り箸かエンピツくらいの太さの物、枝の細い品種はそれ以下でも大丈夫※シュートは水分が多すぎて付き辛い)
※芽が伸びる途中の物は使わないこと、葉がちゃんと展開している枝を使うこと。
(伸びかけの物は挿すと勢いで水を吸って伸びるが根付いてない、根と一緒に成長していないため枯れる確立が高い)


10cm強くらいに留めあまり長くしないこと(長くすると水分をより吸い上げたがるので、水分を保ちながら根を出す事が難しくなる)


葉っぱは土に挿す上の部分だけ残し、5枚のうち2枚だけ残して切る(水分の蒸散を減らし水分量を保つ)


水切り(水の中で枝を切る)をして1時間程度水を吸わせる。
メネデールなどは特に要らないと思う。
枝を切る時は良く切れるナイフが良いとされている、鋏だと断面が潰れるから・・・だけども良く切れる鋏でも充分でした。(笑)


挿し木用土


保水性と通気性に優れた用土で肥料分は絶対に無い物、赤玉土か鹿沼土を使う(挿し木用土でも良いと思う、他は使ったことがない)
どちらも小粒を選ぶ鹿沼は小粒でも粒が大きいので何かで細かく潰して使ったほうが良い。


用土に『ミリオンA』という珪酸塩白土を入れる。
これはネットに載っていたので使ったがコレを使うとかなり成績が良くなった。
秋田県で採れる白い粘土で発芽、発根、根張り、生育が良くなり、根腐れも防止してくれるとても素晴らしい粘土。
これを用土に一割程度混ぜて使う。


用土はビニールポットに入れる、園芸店の花苗が入ってるあの黒いの。
花が好きな家庭には何所にでもあってとっておけば数もある、これを洗って使う
根を痛めたく無い時は切り裂いて取り出すことも出来るので重宝する
用土を入れる前にしたの穴から土が流れ出さない物を入れておくと良いと思います。


用土を入れたら水を上からよく掛けて湿らすと同時に細かい屑土を流してしまう。


枝を挿す


さっきのミリオン(珪酸塩白土)を細かく粉状に潰しておく。


先ほど水切りして置いておいた枝を取り出し、切って水に差していた方にミリオンを付着させる。
発根促進剤のルートンなどがあるが、ミリオンは発根促進剤ではないのにこちらの方が成績が良い(笑)


割り箸か何かで予め用土に穴を空けてそこに枝をさす、切り口が潰れないようにとか書かれているが結構乱暴でもバラの枝は硬いので潰れるような事はない、逆にポロッと倒れないよう2~3センチほど挿して挿した周りを指で固めておいた方が良い。


管理


ポットは深めの発砲スチロールの箱に並べて入れる、外気の影響を受けにくい。


箱に水を溜める、1cmよりすこし多いかなくらいの水をしっかり根付くまでずっと下に溜めておく、この方が水の管理はずっと楽、減ったら挿し水を繰り返すだけ。
ここで注意はポットの上から水を遣らない事、箱の淵から土に掛からないように水を足します。
根腐れする事はないのでご安心を、ここで水の腐れや根腐れにミリオンが効果を発揮してくれていると思う、逆に乾くとすぐに枯れます。


明るい日陰程度の直射日光の当らない場所に置く。


後は根付くまで挿し木の存在を忘れる事、水の管理だけは忘れずにね。
ここが重要で、根付いたかどうか気になって何度も抜いたりとかは最悪、折角枝だけの養分で根を出しても細かーい根が切られてはもう根を出す力が残ってません、そこで終了になります。チーン


葉が伸びて根付いたと思ってもすぐに植え替えない。
まだまだそのままで大丈夫です、下から根が見える程度まで放っておきましょう
葉が完全に開いたら少し日に当てても大丈夫です、強い日差しは控えます。


下から根が見えた時点で初めて普通の土に植え替え。
ここまでくればしっかり根付いているので植え替えにも失敗しません、期間は長く掛かってしまいますが確実だと思います。
よく植え替えで失敗すると書いてあるけど僕は失敗した事ありません。


最初から大きな鉢には入れない、極端に大きな鉢に植え替えると生育がよろしくないです。
土は混合されている物で良いが、肥料の入ってない物を使う。
根に付いても根が傷まない緩行性肥料のマグァンプKなんかを混ぜて植えるのが良いと思います、リン・カリが多くて窒素はかなり控えめだし。
状況をみて徐々に日向に移していきます。
その後生育を確認してから定期的に液肥などを与えると良いでしょう。



と、こんな所です、画像が無いと解りにくいですね。汗
でもやってみると凄く簡単にできちゃいます、寒冷地なら生育温度ならシーズンを通して出来ると思いますが。
温暖な地域では猛暑日が続くような次期は避けたほうが無難だと思います。
もちろん品種によって挿し木しやすい品種や付きづらい品種もあると思います、基本的に樹勢の強い品種ほどよく付き早く大きくなるのは言うまでもありません。
系統ではミニバラやつるの性質のバラは特に根付きやすいようですね。

挿し木では樹勢の強い台木に接いである接木のバラよりも生育は遅くなりますが、穂木であるノイバラに多くでる病気の根頭癌腫病にかかりにくくなり、寿命も延びるようです。


それと最後に、バラの多くは品種登録がされており、品種登録してから25年~30年は増殖して他人に譲渡したり販売する事を種苗法で禁じられております。
ここに書いたのはそれを促すものではなく、あくまで個人的な楽しみや品種の病害虫などでの枯損の保険として使われる事をお勧めします。
今後も世に素敵なバラが沢山生まれて来る為にも必要な事だと思います
オールドローズなんかは大丈夫なんでしょうがね、挿し木苗も多く売られてますし。
まあ自分の場合は挿し木した枝が根付いて花を咲かせるという過程が楽しくてやっているだけなんですけどね、冬場にもバラを育て花を見たいし。


写真は挿し木のシャリファアスマERとプリンセスアレキサンドラオブケントERです。

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by tukiiro2613 | 2013-03-05 21:46 | 挿し木
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